発熱外来の現状に関して(2025年9月)
みなさまこんにちは。実は当院は開院以来、いまだに毎日発熱外来を行っています。ご存じでしたか?
全体的な注意を抜粋し記載致します。
・当日の電話でのご予約のみです。前日には電話でも予約は受け付けていません。
・問診票の入力を済ませてから来院して下さい。紙問診の方は記載に10分程度かかります。紙問診希望の方は指定された時間よりも10分程度早い来院でご協力ください。
・外でお待ち頂いております。診察や検査の進み具合によっては指定された時間よりお待たせする可能性があります。待機スペースに屋根はありませんので、熱い夏は日傘を、雨の日は雨傘を、寒い日はコートなど、気象条件に合わせて待機できる道具を用意してください。
現在当院が発熱外来を行っているのは、全てはこの地域の患者様に役に立てばという思いのみでやっております。
もちろん診療時間の関係で設定枠を超えた依頼があった場合にはお断りさせて頂いている患者様もいらっしゃいます。
当院に折角電話をしていただいたのに、発熱外来の受診をできなかった患者様は本当に申し訳ございませんでした。
最近はコロナ患者様もそれなりにいらっしゃいます。2025年8月は当院で検査しコロナと診断された患者様が31人いらっしゃいました。1日に1.5人程度の換算になります。
予約サイトのトップページには記載していますが、発熱外来は診療の合間に行っています。
いわゆる発熱外来はインフルエンザやコロナなどの感染症を疑う患者様が対象です。
以前、予約サイトで発熱外来が予約できる状態でした。注意書きに風邪症状の方が対象ですと記載していたのにも関わらず腹痛を伴う発熱の患者様が発熱外来を予約されてしまいました。発熱外来の設定時間であった夕方遅い時間に来院されて、腹部診察や採血もできず困った経験から、現在では電話でのご予約のみにしています。
電話で症状をお聞きする事で発熱を伴う腹痛の方は一般外来へと誘導できるからです。特に発熱外来の予約だけされ、問診票の入力が無い方はどうしようもできませんでした。
当院の発熱外来で検査できるのは、インフルエンザおよび新型コロナのみです。最近は患者様の数も少ない様ですが、マイコプラズマや溶連菌は当院では検査不可能である事を改めてお伝え致します。これらの検査を希望の方は他院へお問い合わせください。
また、コロナやインフルエンザは発熱の翌日から5日間は隔離期間である事から、受診段階では発熱が無い方、例えば3日前に発熱し今は咳嗽のみの方でも、感染していた可能性が否定できない事から、検査希望されず処方のみでも、発熱外来での診察とさせていただいております。
問診票をWEBで事前に入力していただいている患者様の中で、風邪症状で受診希望の患者様のうち、本来は数日前に発熱しており、一般外来での対象外の患者様が一般外来でご予約されている場合、スタッフから電話で発熱外来への変更のお願いをさせて頂く事も多々あります。従いまして、風邪症状で当院を受診される際には可能な限り問診票のWEBでの入力をお願い致します。
受診される直前での問診票入力された患者様や、来院時に問診票が無く上記が来院後に発覚した患者様は大変お手数ですが、来院後に発熱外来へと誘導させて頂く事もあります。そうなると皆様にとって二度手間になってしまいます。
これらの対応の全ては、やはりコロナやインフルエンザは容易に他の方に感染させてしまうからであります。
残念ながらコロナはしぶとく、今も毎日の様に感染された方がいらっしゃいます。「自分は喉が痛いがコロナではないし、熱も出ていないけど一応検査したい」という方も、つい先日コロナ陽性でした。
発熱の患者様が普通にクリニックの中に入ってしまうと受診している他の患者様や我々スタッフも感染のリスクがあります。
皆様、上記をご理解して頂いた上で、当院をご利用下さいますよう、心からお願い致します。
私(吉田)も感染のリスクを負いながら、毎日発熱外来で検査を行っている事も、併せてご理解頂けましたら幸いです。